ケーブルの地中配線
直接埋設式工事
地中に埋設できるケーブル
- ビニル外装ケーブル
- 架橋ポリエチレンビニル外装ケーブル
- MIケーブル
重量物などの圧力を受ける場所
- 深さ1.2m以上
- トラフに入れる 川砂と共に
上記以外の場所
- 深さ0.6m以上
- 堅牢な板の下に埋める
(ちなみに)コンクリートに直接埋設できるケーブル
- MIケーブル
- コンクリート直埋ケーブル
各種ダクト
金属ダクト工事
- 乾燥した場所に限る
- 点検可能にしておく
フロアダクト工事
- ダクト内の電線占有率は32%以下にすべし
- D種接地工事が必要
バスダクト工事
- 大電力を使える 工場や商業施設
- 指示点間の距離は、水平3m以下、垂直6m以下
- フィーダバスダクト 機器を繋ぐが出来ない
- プラグインバスダクト プラグ差し込み口付き
- トロリーバスダクト(ライティングダクトに似てる)
- 300vを超える場合はC種接地工事が必要 ※接触防護措置を行えば、D種でOK
- 300v以下はD種接地工事が必要
ライティングダクト
- 指示点間の距離は2m以下
- D種接地工事が必要 ※対地電圧150v以下 and ダクト長4m以下の場合は省略できる
平型保護層工事
- アンダーカーペット配線とも呼ばれる 新しいタイプの工事
- 強度的に弱いので、施設できない場所が多い
ネオン放電灯工事
- ネオン変圧器の入力は100vなので、D種接地工事でヨシ
- 二次側は1000vなのだが…
特殊場所の工事(危険な場所)
- 粉じんの多い場所
- 可燃性ガスなどの存在する場所
- 危険物などの存在する場所
- 腐食性ガスなどの存在する場所
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爆燃性粉じんの多い場所 可燃性ガス等の存在する場所 | 可燃性粉じんの多い場所 危険物等の存在する場所 | その他の粉じんの多い場所 腐食性ガス等の存在する場所 | |
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可能な工事 | 金属管工事 ケーブル工事 樹脂はダメ | 左に加えて 合成樹脂管工事 | 左に加えて がいし引き工事 金属可とう管電線工事 金属ダクト工事 バスダクト工事 |
使える金属管 | 厚鋼、薄鋼 ねじなしダメ | ねじなしもOK | |
使えるケーブル | 金属外装のケーブル MIケーブル キャブタイヤケーブルだめ! | 左に加えて キャブタイヤケーブルOK |
- 小麦粉は、可燃性粉塵の一種。みんな大好き粉塵爆発。
危険物等の存在する場所の配線工事 補足
- 電熱器具以外の電気機械器具は、全閉型であること = モーターとか($ I_M $)にはカバーを付けとけ!
- 電熱器具は、露出してない発熱体のもので、電路を自動的に遮断する装置を有するものであること = 照明とか($I_H$)は、ブレーカー or ヒューズを付けとけ
腐食性ガス等の存在する場所 補足
- 腐食性ガス = 温泉、硫黄、硫化水素、下水道
- 電線管類とその付属品は防食塗料で処理
絶縁抵抗計 メガー
電路の使用電圧の区分 | 絶縁抵抗値(MΩ) | |
---|---|---|
300v以下 | 対地電圧150v以下 | 0.1以上 |
対地電圧150v超 | 0.2以上 | |
300v超 | 0.4以上 |
上記よりも抵抗が低かったら、どっかで漏れてる
- 1mA以上が漏れてたらダメ なので、100vでは、以下の式が成り立つ $R = \frac{V}{I} = \frac{100v}{1mA} = \frac{1 \times 10^2}{1 \times 10^{-3}} = 0.1MΩ$
電圧計、電流計、電力計
- 電圧計は、負荷と平行に
- 電流計は、負荷と直列に
- 電力計(電圧電流計)は、電流コイルを負荷と直列、電圧コイルを負荷と並列に
- 交流電流はクランプメータを使う