2023-10-27 電工(7)

ケーブルの地中配線

直接埋設式工事

地中に埋設できるケーブル

  • ビニル外装ケーブル
  • 架橋ポリエチレンビニル外装ケーブル
  • MIケーブル

重量物などの圧力を受ける場所

  • 深さ1.2m以上
  • トラフに入れる 川砂と共に

上記以外の場所

  • 深さ0.6m以上
  • 堅牢な板の下に埋める

(ちなみに)コンクリートに直接埋設できるケーブル

各種ダクト

金属ダクト工事

  • 乾燥した場所に限る
  • 点検可能にしておく

フロアダクト工事

  • ダクト内の電線占有率は32%以下にすべし
  • D種接地工事が必要

バスダクト工事

  • 大電力を使える 工場や商業施設
  • 指示点間の距離は、水平3m以下、垂直6m以下
  • フィーダバスダクト 機器を繋ぐが出来ない
  • プラグインバスダクト プラグ差し込み口付き
  • トロリーバスダクト(ライティングダクトに似てる)
  • 300vを超える場合はC種接地工事が必要 ※接触防護措置を行えば、D種でOK
  • 300v以下はD種接地工事が必要

ライティングダクト

  • 指示点間の距離は2m以下
  • D種接地工事が必要 ※対地電圧150v以下 and ダクト長4m以下の場合は省略できる

平型保護層工事

  • アンダーカーペット配線とも呼ばれる 新しいタイプの工事
  • 強度的に弱いので、施設できない場所が多い

ネオン放電灯工事

  • ネオン変圧器の入力は100vなので、D種接地工事でヨシ
  • 二次側は1000vなのだが…

特殊場所の工事(危険な場所)

  1. 粉じんの多い場所
  2. 可燃性ガスなどの存在する場所
  3. 危険物などの存在する場所
  4. 腐食性ガスなどの存在する場所

←アブナイ   やや安全→

爆燃性粉じんの多い場所
可燃性ガス等の存在する場所
可燃性粉じんの多い場所
危険物等の存在する場所
その他の粉じんの多い場所
腐食性ガス等の存在する場所
可能な工事金属管工事
ケーブル工事
樹脂はダメ
左に加えて
合成樹脂管工事
左に加えて
がいし引き工事
金属可とう管電線工事
金属ダクト工事
バスダクト工事
使える金属管厚鋼、薄鋼
ねじなしダメ
ねじなしもOK
使えるケーブル金属外装のケーブル
MIケーブル
キャブタイヤケーブルだめ!
左に加えて
キャブタイヤケーブルOK
  • 小麦粉は、可燃性粉塵の一種。みんな大好き粉塵爆発。

危険物等の存在する場所の配線工事 補足

  • 電熱器具以外の電気機械器具は、全閉型であること = モーターとか($ I_M $)にはカバーを付けとけ!
  • 電熱器具は、露出してない発熱体のもので、電路を自動的に遮断する装置を有するものであること = 照明とか($I_H$)は、ブレーカー or ヒューズを付けとけ

腐食性ガス等の存在する場所 補足

  • 腐食性ガス = 温泉、硫黄、硫化水素、下水道
  • 電線管類とその付属品は防食塗料で処理

絶縁抵抗計 メガー

電路の使用電圧の区分絶縁抵抗値(MΩ)
300v以下対地電圧150v以下0.1以上
対地電圧150v超0.2以上
300v超0.4以上

上記よりも抵抗が低かったら、どっかで漏れてる

  • 1mA以上が漏れてたらダメ なので、100vでは、以下の式が成り立つ $R = \frac{V}{I} = \frac{100v}{1mA} = \frac{1 \times 10^2}{1 \times 10^{-3}} = 0.1MΩ$

電圧計、電流計、電力計

  • 電圧計は、負荷と平行に
  • 電流計は、負荷と直列に
  • 電力計(電圧電流計)は、電流コイルを負荷と直列、電圧コイルを負荷と並列に
  • 交流電流はクランプメータを使う