交流いろいろ
電圧降下
- 電線の長さ(こう長)によって、電圧が下がる
- 電線を抵抗と考えて、抵抗にかかるVを算出。下がってる分が出る。(電線に食われてる圧)
単相2線の計算例
- 電源が100V、20Aが流れてる回路の、行き側線路が0.5Ω。
- $10V降下 = 20A \times 0.5Ω$
- 帰り側も同じだけ降下するの、計20V降下と考え、
- 負荷側では80Vしか使えない。
単相3線の計算例
- さっきと同じで、80Vではない
- 平衡状態にあるので、中性線は0A
- よって負荷側は90V使える
こいつは最高に難しい
補助の値を書き入れると・・・
そして計算
- $V_1 = 30A \times 0.5Ω = 15V$
- $V_2 = 5A \times 0.5Ω = 2.5V$
- $V_3 = 35A \times 0.5Ω = 17.5V$
- 負荷a $100v = V_1 + V_a - V_2$ を変形して $100v - V_1 + V_2 = V_a = 87.5v$
- ↑$V_2$は流れが逆なので、逆に加算する
- 負荷b $100v = V_2 + V_b + V_3$ を変形して $100v - V_2 - V_3 = V_b = 80v$
- ↑順にまわってるので全部加算できる
- 負荷c $200v = C_1 + V_c + V_3$ を変形して $200v - V_1 - V_3 =V_c = 167.5v$
こんなのもあるけど、頑張ったところで2点 捨てろ
- ちなみに104v
- 0.1Ωが4箇所あるから、なんとなく4vで選択すれば良いんじゃない?
低圧架空引込線、引込口配線
- 架空引込線は5m以上
- 引込口は2.5m以上(手が届かないぐらいの高さ)
- 引込口からメーターまでは2m以上
- 電線の指示点間は2m以下
- 電気メーターは1.8m~2.2m(見えるくらいの高さ)
- 架空引込線は、必ず5m以上の高さにする ← ていう引っ掛け問題に注意。
法令上は以下。
- 道路横断では路面上5m以上
- 鉄道または軌道を黄疸の場合は5.5m以上
- 横断歩道橋の上は、路面上3m以上
- その他は4m以上、技術上やむを得ない場合は2.5m以上
開閉器(ブレーカー)
- 15m以下の電路から供給を受ける場合は省略できる
- 母屋の別棟、物置や車庫が15m以内なら、省略しても良い(俺なら付けるが)
過電流遮断器(ヒューズ)
- 単相3線式の中性線にヒューズを付けちゃダメ! 200vが流れちゃうから
- ヒューズはホット側に付ける。
- 片側だけ切れる過電流遮断器を、2極1素子(2P1E)
- 両方切れる過電流遮断器を、2極2素子(2P2E)
- つまり2P2Eはどう付けても可
- 2P1Eを適切に付けるのがベスト。ニュートラル側を意識しつつ。
接地工事
- A種、B種 600v以上の高圧電流 第二種電工では試験出題範囲外なので無視
- C種 300v超 接地抵抗10Ω以下
- D種 300v以下 接地抵抗100Ω以下
- ただし (動作時間が0.5秒以内の)漏電遮断器を挟む場合、500Ω以内まで緩和
設置工事の省略 ざっくり以下なら省略できる
- 乾燥した場所
- 対地電圧150v以下(つまり家庭用電化製品)
- 木製の床
- 二重絶縁の構造
- (定格感度電流15mA以下かつ動作時間が0.1秒以下の)漏電遮断器を挟んでる場合
- 未使用の変圧器
漏電遮断器の省略 ざっくり以下なら省略できる
- 乾燥した場所
- 対地電圧150v以下
- 接地抵抗3Ω以下