電線接続の基本
- 異種金属を使って接続しちゃダメ!
- 引っ張り強さを20%以上減少しちゃダメ!
- リングスリーブにビニテを巻け!
- 最近は差込型コネクタ接続が増えてる
- 万能工事を覚えよう{金属管工事、(CD管以外の)合成樹脂管工事、2種金属可とう電線工事、ケーブル工事}の4つ
金属管工事
- 絶縁電線(IV)を使用
- より線(または3.2mm以下の単線)
- 管内では、電線に接続点を設けてはならぬ
- 管相互及びボックスその他の付属品と、電気的に完全に接続すべし
- 300V超の場合、C種接地工事する ※接触防護措置を施せば、D種でOK
- 300V以下の場合、D種接地工事する
- ただし{4m以下の乾燥した場所
or
8m以下 +(簡易接触防護措置 or 乾燥した場所 or 対地電圧150V以下)
}の場合は、省略でOK - 一本の管の中で電磁的平衡を取る
- 金属管には{厚鋼電線管、薄鋼電線管、ねじなし電線管}がある
- 管の曲げ半径は管内径の6倍以上
- 指示点間の距離は2m以下
- 電線本数は薄鋼は3本、ねじなしは4本まで
配線図の記号を覚えなさい
- 薄鋼電線管(19)(25)
- ねじなし電線管(E19)(E25)
- 管の外形は19.1mm, 25.4mm
合成樹脂管工事
- 合成樹脂管工事(VE)、合成樹脂可とう電線管工事(PF)、CD管工事 がある
- CD管は柔らかく、可燃性がある。PF管は硬く、難燃性がある。
- ぶつけたり踏まれたりする場所に工事できない 割れるから
- 端口、内面はなめらかに加工する。リーマ、バリ取りなどで
- 接続点では、管の差し込み深さを管外径の1.2倍以上にする ただし接着剤使用は0.8倍でヨシ
- 指示点間の距離は1.5m以下
- 湿気水気のある場所では防湿処理
- 300V超の場合、かつ金属製ボックスに接続する場合は、C種接地工事する ※接触防護措置を施せば、D種でOK
- 300V以下の場合、かつ金属製ボックスに接続する場合は、D種接地工事する
- ただし(簡易接触防護措置 or 乾燥した場所 or 対地電圧150V以下)の場合は、省略でOK
- 合成樹脂管(VE)よりも、合成樹脂製可とう管(PF)、CD管のほうが、電線を多く入れてヨシ
- 管の厚さは2mm以上
金属管工事と同じ
- 絶縁電線(IV)を使用
- より線(または3.2mm以下の単線)
- 管内では、電線に接続点を設けてはならぬ
- 管の曲げ半径は管内径の6倍以上
金属線ぴ工事
- 一種と二種がある 二種のほうが性能高い
金属管工事と同じ
- 絶縁電線(IV)を使用
- 管内では、電線に接続点を設けてはならぬ(ただし以下で可能)
- 300V超の場合、C種接地工事する ※接触防護措置を施せば、D種でOK
- 300V以下の場合、D種接地工事する
- ただし{4m以下
or
8m以下 +(簡易接触防護措置 or 乾燥した場所 or 対地電圧150V以下)
}の場合は、省略でOK
線ぴ内での接続について、以下条件をANDで満たせばOK
- 電線を分岐する
- 二種金属製線ぴを使用する
- 接続点を容易に点検できるようにしておく
- 線ぴにD種接地工事する
金属可とう電線管工事
- 可とう = 曲げやすいの意味
- 1種金属製可とう電線管 フレキシブルコンジット、フレ管
- 2種金属製可とう電線管 プリカチューブ
- 2種のほうが性能高い 2種はどこでも施設できる
- 1種はぶつけたり踏まれたりする場所に施設できない
- 基本的には2種で施設、ただし、下記の場合は1種でヨシ
- (展開した場所や点検できる隠蔽箇所 and 乾燥した場所)or(300vを超える and 電動機に接続)
- 指示点間の距離 水平1m以下、垂直2m以下
- 300V超の場合、C種接地工事する ※接触防護措置を施せば、D種でOK
- 300V以下の場合、D種接地工事する ※4m以下の場合は、省略でOK
- 湿気水気のある場所では防湿装置を施設する
- 1種には、接地線の意味で裸線を内面or外面にあてがう。ただし4m以下の場合は省略。
金属管工事と同じ
- 絶縁電線(IV)を使用
- より線(または3.2mm以下の単線)
- 管内では、電線に接続点を設けてはならぬ
- 管の曲げ半径は管内径の6倍以上
ケーブル工事
- 指示点間の距離は、水平2m以下、垂直6m以下
金属管工事と同じ
- ケーブル内側の曲げ半径はケーブル外径の6倍以上
がいし引き工事
金属管工事と同じ
- 絶縁電線(IV)を使用
- 指示点間の距離は2m以下