幹線の設計と太さ
if (配下にモーターがある) { ①で求める } else { if (モータの合計 > 50A) { ②で求める } else { // モータの合計 <= 50A ③で求める } }
① 単純に足し算
500wのライト10台 + 2kwのピンスポ 2台 = 50A + 40A = 90Aを流せる幹線を使う
② モーターに1.1を掛ける
1kwモーター4個 + 2kwモーター1個 + 500wライト10台 = (40A + 20A) x 1.1 + 50A = 66A + 50A = 116Aを流せる幹線を使う
③ モーターに1.25を掛ける
1kwモーター3個 + 2kwモーター1個 + 500wライト10台 = (30A + 20A) x 1.25 + 50A = 62.5A + 50A = 112.5Aを流せる幹線を使う
電線を電線管に収める
同一管内の電線数 | 電流減少係数 |
---|---|
3本以下 | 0.7 |
4本 | 0.63 |
5本 or 6本 | 0.56 |
7本 ~ 14本 | 0.49 |
- 容量は、0.7から始まって7の段でオチていく
- ので、赤字部分だけ覚えれば良し
子ブレーカーを省略できる条件3つ
- 親ブレーカーの定格を$I$、親ブレーカーを$B_1$、子ブレーカーの容量(使う機器の合計アンペア数)を$B_2$
- $I \geqq I_B \times 0.55$ のとき、省略できる
- $I \geqq I_B \times 0.35 かつ B_1 から B_2 までの線路が8m以下$ のとき、省略できる
- $I = 低圧屋内配線 かつ B_1 から B_2 までの線路が3m以下$ のとき、省略できる
過電流遮断器(ブレーカー)の容量の決め方
- $I_B = I_M \times 3 + I_H$
- ただし上の値が幹線の許容電流の2.5倍を超えてはならぬ
モーターの大きさに
幹線は1倍、1.1倍、1.25倍のどれか
ブレーカーは3倍
分岐回路の設計と施設
- 分電盤 > 子ブレーカー > コンセントを付けるの意味
- ブレーカー:コンセント = 自分と同じか、一個下のクラスをぶら下げてヨシ
分岐回路の種類 | ブレーカー | コンセント | ケーブル太さ |
---|---|---|---|
15A分岐回路 | 15A | 15A | 直径1.6mm |
20A分岐回路 配線用遮断器 | 20A (配線用遮断器に限る) ※つまりブレーカー | 20A, 15A | 直径1.6mm |
20A分岐回路 | 20A (配線用遮断器を除く) ※ブレーカーを除くから、ヒューズの意味 | 20A | 直径2.0mm |
30A分岐回路 | 30A | 20A, 30A | 直径2.6mm |
40A分岐回路 | 40A | 30A, 40A | 断面積8mm |
50A分岐回路 | 50A | 40A, 50A | 断面積14mm |
誘導電動機の分類
単相誘導電動機 には 以下の始動方法がある
- 分相始動形
- コンデンサ始動形
- 反発始動形
- 反発誘導形
三相誘導電動機 の一般的なものは以下
- かご形
- 普通かご形
- 二重かご形
三相誘導電動機の逆転法
- 3本の線のうち、2本を入れ替える
電動機の力率改善
周波数特性
機器類 | 定格50Hz を 60Hz で用いる | 定格60Hz を 50Hz で用いる |
---|---|---|
誘導電動機 | 回転数が1.2倍になる | 回転数が0.8倍になる |
蛍光灯 | 少し暗くなる | 少し明るくなる |
電熱器 | 変化なしで使える |