2023-10-24 電工(5)

幹線の設計と太さ

if (配下にモーターがある) {
  ①で求める
} else {
  if (モータの合計 > 50A) {
    ②で求める
  } else {  // モータの合計 <= 50A
    ③で求める
  }
}

① 単純に足し算
500wのライト10台 + 2kwのピンスポ 2台 = 50A + 40A = 90Aを流せる幹線を使う

② モーターに1.1を掛ける
1kwモーター4個 + 2kwモーター1個 + 500wライト10台 = (40A + 20A) x 1.1 + 50A = 66A + 50A = 116Aを流せる幹線を使う

③ モーターに1.25を掛ける
1kwモーター3個 + 2kwモーター1個 + 500wライト10台 = (30A + 20A) x 1.25 + 50A = 62.5A + 50A = 112.5Aを流せる幹線を使う

電線を電線管に収める

同一管内の電線数電流減少係数
3本以下0.7
4本0.63
5本 or 6本0.56
7本 ~ 14本0.49
  • 容量は、0.7から始まって7の段でオチていく
  • ので、赤字部分だけ覚えれば良し

子ブレーカーを省略できる条件3つ

  • 親ブレーカーの定格を$I$、親ブレーカーを$B_1$、子ブレーカーの容量(使う機器の合計アンペア数)を$B_2$
  • $I \geqq I_B \times 0.55$ のとき、省略できる
  • $I \geqq I_B \times 0.35 かつ B_1 から B_2 までの線路が8m以下$ のとき、省略できる
  • $I = 低圧屋内配線 かつ B_1 から B_2 までの線路が3m以下$ のとき、省略できる

過電流遮断器(ブレーカー)の容量の決め方

  • $I_B = I_M \times 3 + I_H$
  • ただし上の値が幹線の許容電流の2.5倍を超えてはならぬ

モーターの大きさに
幹線は1倍、1.1倍、1.25倍のどれか
ブレーカーは3倍

分岐回路の設計と施設

  • 分電盤 > 子ブレーカー > コンセントを付けるの意味
  • ブレーカー:コンセント = 自分と同じか、一個下のクラスをぶら下げてヨシ
分岐回路の種類ブレーカーコンセントケーブル太さ
15A分岐回路15A15A直径1.6mm
20A分岐回路
配線用遮断器
20A
(配線用遮断器に限る)
※つまりブレーカー
20A, 15A直径1.6mm
20A分岐回路20A
(配線用遮断器を除く)
※ブレーカーを除くから、ヒューズの意味
20A直径2.0mm
30A分岐回路30A20A, 30A直径2.6mm
40A分岐回路40A30A, 40A断面積8mm
50A分岐回路50A40A, 50A断面積14mm

誘導電動機の分類

単相誘導電動機 には 以下の始動方法がある

  1. 分相始動形
  2. コンデンサ始動形
  3. 反発始動形
  4. 反発誘導形

三相誘導電動機 の一般的なものは以下

  • かご形
  • 普通かご形
  • 二重かご形

三相誘導電動機の逆転法

  • 3本の線のうち、2本を入れ替え

電動機の力率改善

  • コンデンサを、モータと並列に入れる
  • モータはつまりコイルだから、コンデンサで打ち消してやることで、力率が改善される

周波数特性

機器類定格50Hz を 60Hz で用いる定格60Hz を 50Hz で用いる
誘導電動機回転数が1.2倍になる回転数が0.8倍になる
蛍光灯少し暗くなる少し明るくなる
電熱器変化なしで使える