2023-11-17 ボイラー技士二級(1)

熱、蒸気の基礎

圧力

  • 圧力計にゲージ圧力 [Pa・G]
  • 絶対圧力[Pa・abs] = 大気圧 + ゲージ圧力
  • 物性を表示する場合は、絶対圧力で
  • 同じパワー{1気圧, 0.1MPa, 1013hPa, 100kPa, 10mAq, 760mm}

比体積と密度

  • 1kgの体積 = 比体積[㎥]
  • 1㎥の箱に、何kg? = 密度[kg/㎥]
  • 比体積の逆数 = 密度、密度の逆数 = 比体積

熱量、比熱

  • 水1kg + 4.187kJ = 1℃上昇
  • 比熱 ある物質1kgを1℃上昇させるエネルギー量
  • 水の比熱は「4.187 kj/kg°C」または「4.187 kg・K」 と書く
  • 比熱 定圧比熱 定容比熱

顕熱、潜熱、非エンタルピ

  • 顕熱 温度変化
  • 潜熱 状態変化
  • エンタルピ[J] 物質が持ってるエネルギー
  • 比エンタルピ[kJ/kg] 1kgあたりのエンタルピ

蒸発

  • 沸騰する温度を意味する言葉{沸点、沸騰点、飽和温度}水は100℃
  • 100℃の水を飽和水、その時の蒸気を飽和蒸気
  • 圧力が高くなると、沸点は高くなる 圧力鍋でトロトロ角煮のこと
  • 圧力が低くなると、沸点は低くなる 富士山山頂でマズい炊飯のこと
  • 水1kgの蒸発熱 2.275kj
  • 水の蒸発熱(潜熱)は圧力が高くなるに従って小さくなり、臨界圧力で0になる
  • ↑何を言ってる?p-h線図を見て思い出せ

日本冷凍空調学会

飽和蒸気 比体積、密度、過熱蒸気

  • 飽和蒸気の比体積は、圧力が高くなるに従ってさくなる
  • 飽和蒸気と飽和水との密度差は、圧力が高くなるに従ってさくなる
  • 日本語で書くとややこしいが、当たり前のことを言ってる。気体は圧縮できるぞ。水蒸気を圧縮すると水に近づくぞ。
  • 過熱蒸気温度と同じ圧力の飽和蒸気温度との差を過熱度[℃]と言う
  • またややこしいけど、110℃の水蒸気の加熱度は10℃
  • 日本語でピンとこない場所が、試験に出る

やっとボイラーの話

  • 丸ボイラーは循環経路不要
  • 水管ボイラーの絵を思い出して。上昇する管、加工する管、別になってる
  • 水管ボイラーは、高圧になると、循環力が減る(なので強制循環ポンプが要る)
  • ボイラーの水の循環が良い = 伝熱面温度が水温に近い = ヨシ!
  • ボイラーの水の循環が悪い = 伝熱面温度が焼損、膨出する = ヨクナイ!

熱伝導、熱伝達、熱貫流

  • 熱伝導 = 個体 ←→ 個体
  • 熱伝達 = 個体 ←→ 流体(気体 or 液体)
  • 貫流 = 上ふたつを合わせてこう呼ぶ

ボイラーの構成

  • 火炉、炉頭
  • 伝熱面{放射伝熱面、接触電熱面}
  • ボイラー容量(ボイラー能力)= 1時間に発生する蒸発量